安田記念の枠順が確定!

2022年6月3日 10:00

 NHKマイルCを制し挑んだ昨年の安田記念で3着に入ったシュネルマイスターが今年も参戦。5枠9番に入った。その安田記念は後方待機したダノンキングリー、グランアレグリアには敗れたものの、豊かな将来性を示すには十分なレースだった。その後は、毎日王冠を快勝し、マイルCSでもグランアレグリアの2着と実績を積んだ。前走、初めて馬券圏内を外したが、力を出し切れなかった印象だけに得意の東京マイルに戻って改めて。

 4枠8番のイルーシヴパンサーは前走の東京新聞杯で重賞初制覇。後方2番手からの豪快な差し切りVで、上がり3Fは同2位だったカラテを0秒8上回る33秒1。抜群の切れ味だった。7枠14番のソウルラッシュも前走のマイラーズCが圧巻。やや重の馬場、前残りの展開もなんのその、ただ一頭末脚を伸ばして重賞初制覇を飾った。いずれも父が持つトニービン由来の成長力を示すかのような4連勝。勢いは見逃せない。

 各路線のチャンピオンの参戦も見逃せない。2月のフェブラリーSを制したカフェファラオは1枠1番から。芝は昨年の函館記念9着以来2度目だが、芝よりもコーナー4つの小回りコースに戸惑った印象で、今回は無類の強さを誇る1ターン。こなせる下地はあると言えそうだ。3月の高松宮記念を制したナランフレグは8枠18番。毎年厳しいペースになるレースだけに、この馬の末脚に賭けてみても面白い。

 中の人注目ダノンザキッドは2枠4番に入った。昨年のマイルCSではグランアレグリア、シュネルマイスターに次ぐ3着。2着馬とは通ったコースの差もありながら伸び負けていなかった。前走の中山記念は内枠有利の中、外枠からゲートで飛び上がってしまうロス。「中山での嫌な記憶が残っているのか、全く走る気になりませんでした」とのコメントからも力負けではないことは確か。改めてGⅠ馬の地力に期待したい。

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