納屋橋S。ママコチャは鹿毛なので忘れがちだが、白毛ソダシの全妹。姉より成長曲線が緩やかで、春のクラシックには間に合わなかったが、夏の2戦が鮮烈。特に前走は時計の速い開幕週とはいえ、新潟芝マイルのコースレコードにコンマ2秒まで迫る好時計V。2着に3馬身半差と後続を寄せ付けなかった。今後の成長次第では、偉大な姉に匹敵する素質の持ち主。道悪は歓迎とは言えないが、今後のためにも克服しておきたい。

　ちなみにレース名は名古屋の中心部を流れる堀川に架かる橋から。今はよく知らないが、30年前は橋の一帯は色とりどりのネオンが輝く大人の街だった。怖いお兄さんもたくさんいて、おいそれとは近づけないエリアでもあった。詳しくは書けないが、若い頃にいろいろな経験をさせてもらった街でもある。ほとんどが苦い記憶だが、青春時代を思い出しつつ（1）から勝負。