有馬記念の枠順が確定!

2022年12月22日 18:30

 歴代最多のファン投票1位・タイトルホルダーは7枠13番に入った。今年は天皇賞・春、春のグランプリ宝塚記念を勝利して、GⅠ2勝を積み上げ。凱旋門賞は11着だったが、海外遠征も経験し、競走馬として更なる厚みを得た。「去年と違ったタイトルホルダーが見せられると思う」、栗田師は自信を口にする。グランプリ春秋連覇を狙って堂々の出陣となる。

 エフフォーリアは4枠7番。昨年は世代交代を印象付けた一戦だったが、期待とは裏腹に、今年は低調なパフォーマンスが続いている。それでもファン投票2位に推され、ファンの熱視線はとどまることを知らない。人一倍思いが強い横山武は「なんとかリベンジしたい」と逆襲を期す。天皇賞・秋を制した3歳馬イクイノックスは5枠9番に入った。「中山でイクイノックス自身が持っているものが削がれたとか出し切れなかったとか、そんなふうには評価はしていない」と木村師は皐月賞2着を振り返る。ルメールのコース取りに注目したい。

 ジェラルディーナは3枠5番から。GⅠ初制覇となった前走のエリザベス女王杯は、改めて本格化を意識される勝利だった。今回は、日本競馬屈指の名牝である、母ジェンティルドンナがラストランを飾った舞台。偉大な母に再びGⅠ勝利を届けられるか。前走ジャパンCを制したヴェラアズールは3枠6番に入った。今年は大きく飛躍した一年、締めくくりには有馬記念を選んだ。06年ディープインパクト以来となる「同一年のジャパンC→有馬記念連勝」の偉業を狙う。

 中の人注目ボルドグフーシュは2枠3番に入った。"福永ファイナル"がさく裂し内枠をゲット。菊花賞で見せた脚は記憶に新しく能力は高い。福永は有馬記念初制覇と8大競走完全制覇が懸かる一戦。気合が違う。

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