さあ、皐月賞！こんなに面白いレースは、やはりクラシックならでは。１強の桜花賞から一転、ここは何が来るか分からない。しかも週末の天気予報が微妙で道悪になる可能性もある。そうなると予想もまた変わるので、現段階では道悪寄りで予想を出してみる。

　本命は（１６）タッチウッド。新馬戦は逃げて直線さらに突き離して圧勝。そして２戦目の共同通信杯が圧巻。スタート後手から先頭に立ってファントムシーフには抜かれたが、２着に残れたのはだいぶ能力が高い。スタートを決められればタイトルホルダーレベルの馬だと思う。人気もなく、期待値は高い。２週連続ドゥラメンテ産駒の優勝も。

　対抗は（１２）ダノンタッチダウン。朝日杯ＦＳのメンバーがこぞって、その後に不振。先週も優勝馬ドルチェモアが敗退で、この馬の評価も下がっているのが逆においしい。朝日杯ＦＳは外枠で上がり最速と一番強い競馬。距離不安の声もあるが、兄のダノンザキッドも距離疑問と言われながら、ホープフルＳ勝ち、香港Ｃ２着、今年の大阪杯では１０番人気で３着に来ている。２０００メートルは守備範囲。人気を落とした今は狙い目！

　３番手に（７）ファントムシーフ。ホープフルＳの負けはスタートが悪く、伸びない内でのレース。前に行った２頭が残り、むしろ４着は強いと言える。人気だが外せない。他では（１１）シャザーン。前走は大きく遅れたが最後は剛脚で差し切り。今回はフルゲートなので、あの展開だと厳しいが、そこそこの位置を取れればここでも通用する。（１５）ベラジオオペラはスプリングＳが強い内容で無傷の３連勝。もし良馬場になるなら、もっと評価を上げたい。

　馬券は３連単フォーメーションで（７）（１１）（１２）（１６）―（７）（１１）（１２）（１６）―（１）（４）（５）（７）（９）（１１）（１２）（１４）（１５）（１６）（１８）、（７）（１１）（１２）（１６）―（１）（４）（５）（９）（１４）（１５）（１８）―（７）（１１）（１２）（１６）を各２００円の計３万８４００円勝負！よろしくちゃーん！

　◇じゃい　１９７２年（昭４７）３月２０日生まれ、神奈川県出身の５０歳。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ役。ネタ作りも担当。２２年８月２１日のＷＩＮ５で９３７０万６７１０円の超高額配当を的中させた、最強ギャンブラー芸人。「勝てる馬券の買い方」（出版社・ガイドワークス）など著書も多数。