天皇賞・春の枠順が確定!

2023年4月27日 14:40

 GⅠ3勝、このレース連覇を狙うタイトルホルダーは2枠3番に入った。長丁場のGⅠ制覇は菊花賞、天皇賞・春いずれも逃げ切りV。スピードを持続することができ、後続の脚を削いで戴冠を果たしてきた。凱旋門賞、有馬記念は崩れたが、今年初戦の日経賞では59キロを背負いながら、8馬身差の逃走劇。強いタイトルホルダーが帰ってきた。今回も状態に不安なく、調教では万全の仕上がりをアピール。最強ステイヤー証明へ、4つ目のGⅠタイトルを獲りに行く。

 対抗する4歳勢は昨年の菊花賞1~3着馬がそろって参戦。菊花賞馬アスクビクターモアは3枠6番に入った。今年初戦の日経賞は出遅れもあって不完全燃焼。タイトルホルダーとの第1ラウンドでは完敗を喫した。それでも「1回叩いてからの方が好成績を収められるタイプ」と田村師。逆転に向け牙を研ぐ。

 ジャスティンパレスは1枠1番から。昨年の菊花賞3着馬は、プラス16キロながら前走の阪神大賞典を快勝。非凡な成長力を示した。京都競馬場改修前ラストの春盾を制しているルメールとのコンビでGⅠ制覇をもくろむ。7枠13番ボルドグフーシュは菊花賞、有馬記念で連続2着。悲願のGⅠ制覇にあと一歩届いていない。今年初戦の阪神大賞典も2着と取りこぼしは続くが、末脚が生きる展開なら逆転可能だろう。

 中の人は1枠2番ディープモンスターに注目する。久々の長距離となる今回は白帽子をゲットし、経済コースを確保。折り合いに懸念が残るも、父は長距離に適性のあるディープインパクトだけに、人気がないなら買い目に入れておきたい。

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