函館スプリントSの枠順が確定!

2023年6月9日 10:30

 サマースプリントシリーズ第1戦「第30回函館スプリントS」。昨年の京阪杯で重賞初制覇を飾ったトウシンマカオは1枠1番に入った。今年2戦のシルクロードS(4着)→高松宮記念(15着)は外枠や道悪に泣いているが、開幕週の切れ勝負なら譲れない。コンビを組む鮫島駿が「凄く能力がある」と認める逸材。函館の地から反撃開始だ。

 20年から3年連続函館リーディング騎手の横山武が騎乗するキミワクイーンは8枠15番。昨秋からスプリント路線を歩み始めて着実に力をつけており、前走は強敵マッドクールとタイム差なしの2着に善戦。昨年の札幌スポニチ賞Vで洋芝適正は証明しており、重賞初制覇に期待がかかる。

 軽量の3歳牝馬も粒ぞろいだ。昨年の函館2歳S覇者ブトンドールは7枠13番から。前走・桜花賞では9着もリバティアイランドと0秒8差と健闘。2戦2勝の当舞台で巻き返しを図る。ファンタジーSでブトンドールを下して優勝したリバーラは4枠8番。爪の負傷のため桜花賞を回避したが、「だいぶ持ち直してきた」と五味助手。前に行くことができれば簡単には止まらない。

 中の人注目は4枠7番のジュビリーヘッド。昨年の2着馬で函館1200メートルは【0・3・0・0】と好相性。2走前のオーシャンSでは5着と6歳になってもまだまだ能力は高く、スムーズな競馬ができれば今年も上位進出が見込める。

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