クラシック最後の菊花賞。外に人気馬が入る偏った枠順になった。枠の有利不利が、どういう結果をもたらすかが鍵になりそう。

　本命は（１７）ドゥレッツァ。一線級とは未対戦だが、ほぼ完璧な内容で４連勝。ホンコンＪＴは東京芝２０００メートルの大外で不利がありながら上がり３Ｆ３２秒７で差し切る強い内容。前走の日本海Ｓも古馬相手に圧巻の完勝。このメンバーでも十分勝ち切れる力は感じる。長丁場でのルメールも心強い。キャリア最多の頭数で大外枠という不安もあるが、元々スタートは良くないので何とかなるだろう。距離は未知だが、折り合えば十分やれるとみる。京都外回りも合うだろう。

　対抗は（１４）ソールオリエンス。１番人気予想だが、前走の負け（セントライト記念２着）で、そこまでかぶった人気にはならなさそうで逆においしい。皐月賞の勝ち方は並の馬ができる芸当ではなく、叩いた効果も期待できる。あっさり２冠の可能性は高い。３番手に（１１）サトノグランツ。ダービー（１１着）は後ろ過ぎたのが敗因。内で詰まりながらもゴール直前で差し切った神戸新聞杯の内容には着差以上の力を感じた。基本は、この３頭を中心にしたい。

　他では距離は不安だが、好メンバーの弥生賞２着で力ある（１）トップナイフ。人気馬に差し馬が多い中、絶好枠で前に行ける（６）リビアングラス。皐月賞３着の（１５）ファントムシーフ、ダービー３着の（１２）ハーツコンチェルトという実力馬も。穴でゴールドシップ産駒の（１０）マイネルラウレア、メジロマックイーンの血を持つ（１３）ナイトインロンドンを。ダービーから直行のタスティエーラは切る。

　馬券は３連単（１１）（１４）（１７）ボックスを各３０００円、フォーメーション（１１）（１４）（１７）―（１１）（１４）（１７）―（１）（６）（１０）（１２）（１３）（１５）、（１１）（１４）（１７）―（１）（６）（１０）（１２）（１３）（１５）―（１１）（１４）（１７）を各５００円の計５万４０００円勝負！よろしくちゃーん！

　◇じゃい　１９７２年（昭４７）３月２０日生まれ、神奈川県出身の５０歳。お笑いトリオ「インスタントジョンソン」のボケ役。ネタ作りも担当。２２年８月２１日のＷＩＮ５で９３７０万６７１０円の超高額配当を的中させた、最強ギャンブラー芸人。「勝てる馬券の買い方」（出版社・ガイドワークス）など著書も多数。