豪華メンバーがそろった天皇賞・秋。昨年の覇者で国内外でＧⅠ４連勝中のイクイノックスは6枠7番に入った。世界が注目するレーティング世界トップのスターホースには、史上３頭目の天皇賞・秋連覇の偉業が懸かる。調教は順調で、木村師も「何の問題もない」とコメント。鞍上ルメールも「2連覇できれば、と思います」と自信を口にしている。

　昨年のダービー馬ドウデュースは3枠3番、圧巻のパフォーマンスを見せた２月の京都記念以来の実戦を迎える。イクイノックスとは、首差２着に下したダービー以来の対決。ここも打倒イクイノックスの筆頭候補だ。鞍上の武豊も「ようやく、その時が来た」と高揚感を伝えている。

　史上６頭目の天皇賞春秋連覇が懸かるジャスティンパレスは6枠6番から。杉山晴師は「完成していますね」と出来に自信。あとは新コンビの横山武の手綱さばきにも注目だ。春の大阪杯を制したジャックドールは８枠１０番。管理する藤岡師は「状態は“過去イチ”だと思う」と太鼓判を押す。

　中の人注目は７枠９番に入ったプログノーシス。6戦全勝の川田とここでもコンビを組む。GⅡ2勝と充実の一年を過ごす同馬だが、GⅠ初制覇にはもってこいの舞台が整っている。