19年にコントレイル、21年にイクイノックスが制した注目の出世レース「第28回東スポ杯2歳Ｓ」。母の兄がサトノダイヤモンドという良血フォルラニーニは8枠9番に入った。デビュー戦は好位から悠々と抜け出して３馬身半差Ｖ。血統背景からも重賞が狙える器。デビュー2連勝で来年のクラシックに名乗りを上げる。

半兄に今年のNHKマイルC覇者シャンパンカラーを持つシャンパンマークは7枠8番から。蛯名正師がデビュー前から高く評価しており、新馬戦は2馬身差の快勝。重賞初挑戦でタイトル獲得を狙う。前走のサウジアラビアRCで3着したシュトラウスは7枠7番。最内枠で引っ掛かってしまい本来の能力を破棄できなかったが、新馬戦の9馬身差Vで怪物級の脚力は証明済み。大舞台へ向け、ここで賞金加算をしたい。

　中の人注目は4枠4番のミカエルパシャ。7月初旬の新馬戦では2億円ホース2頭を破ったことで話題に。夏にはこれ以上レースを使うことなく十分に間隔をあけてここに照準を合わせた。「馬体重は（デビュー戦と比べて）20キロほど増えているけど全て成長分」と橋口師も仕上がりに太鼓判を押している。