【浜田の公式“券”解】20日中山9R 厩舎好調の波に乗るサノノエスポ

2024年1月20日 08:00

 2月いっぱい(今年は3月2、3日も出走可能)で70歳定年による厩舎解散を控える中野厩舎が地味に好調だ。「5勝」を目標に掲げて臨んだ正月の3日間開催は未勝利だったが、2着4回、3着1回。「5頭」がきっちり馬券に絡んだ。展開ひとつで5勝も可能だったから、目標は決して単なる“進軍ラッパ”ではなかった。先週の日経新春杯ではブローザホーンが1番人気に応えて見事に重賞V。あと1カ月半で見納めとなってしまうのが、つくづく残念である。しかも今年ここまで馬券に絡んだ7頭は全て人気以上の着順。配当的にもおいしかった。

 そんな中野厩舎は今週も土日で10頭出走の大攻勢。中でも初茜賞のサノノエスポは現級昇級後3戦で4→3→2着と着順を上げている。全2勝は好位からの積極策だったが、ここ3戦は中団~後方で脚をためる形で好走。脚質転換に成功し、V歴のある中山千八、しかも牝馬同士。本来なら“一本かぶり”でも不思議はないが、強敵も何頭かいて、それなりにオッズもつきそう。厩舎の勢いにも期待して、おいしい配当を狙う。(10)から。

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