英国ハードル界のスーパースター・コンスティテューションヒルの復帰願う

2024年4月4日 05:30

 英国ハードル界のスーパースター・コンスティテューションヒル(セン7)が、疝痛(せんつう)の兆候が見られたため、先週水曜日(27日)の夜に診療所に搬送され、治療を受けていたことが明らかになった。同馬を管理するN・ヘンダーソン調教師が、31日に発表したものだ。

 自身の連覇が懸かっていた、チェルトナムフェスティバル初日(3月12日)のG1チャンピオンハードルを、ウイルス性疾患のため回避した同馬。その後は体調が戻り、5月3日のG1パンチェスタウンゴールドC出走の可能性が取り沙汰されていたが、新たなアクシデント発生で今後の予定は白紙に戻っている。投薬治療が効果を発揮し、幸いにして開腹手術は避けることができたコンスティテューションヒルは、1日に診療所を離れてヘンダーソン厩舎に戻ることができた。ここまで8戦し、9馬身差で制した23年のチャンピオンハードルを含めて8連勝。この間、2着馬につけた平均着差が12馬身1/4という天才ハードラーがコンスティテューションヒルだ。175という現役のハードラーでは最高のレーティングを保持する同馬が、来季には元気に戦線に戻ることを、多くのファンが願っている。(競馬評論家)

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