１着馬に安田記念への優先出走権が与えられる「第69回京王杯スプリングＣ」。実績最上位のウインマーベルは8枠15番に入った。重賞3勝に加えて22年スプリンターズS2着と短距離界では現役で指折りの実力。昨年2着のこのレースで、道悪に泣いた前走・高松宮記念（12着）から即巻き返しを図る。

　同じく重賞3勝を誇るトウシンマカオは1枠1番。近走は1200メートル中心のローテだが、以前は1400メートルもこなしていた。この舞台は【1・1・0・0】と結果を残しており、上位争いは必至か。昨年の覇者レッドモンレーヴは3枠4番から連覇を狙う。前走・中山記念は15着に大敗。コンビを組んだ横山和が「集中力という点では1800メートルは長いのかも」とコメントしており、距離胆種して挑む今回は見直したい。

　中の人注目は6枠11番のスズハローム。直近の3勝をすべて芝1400メートルで挙げており、距離適性は抜群。管理する千田師も「今回は（10着に敗れた2走前と違って）しっかりカイバを食べられている。やっぱりおなかがすいたら走れないからね」と状態面の良さに太鼓判を押した。