名牝激突!G1ナッソーSに注目を
2024年8月1日 05:30 英国の夏競馬を彩る「グロリアスグッドウッド」が、7月30日から開催されている。5日間開催の中日となる1日のメインは牝馬によるG1ナッソーS(芝9F197ヤード)だ。19年にディアドラが制し、日本の競馬ファンにもおなじみ。今年も豪華な顔触れとなった。
6頭いる古馬勢の代表格が5歳エミリーアップジョンだ。牡馬の精鋭を破ったG1コロネーションC(芝12F6ヤード)など12F路線のG1を2勝。前走のG1プリティポリーS(芝10F)はその後G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(芝11F211ヤード)で2着となるブルーストッキング(牝4)の2着となっており、10Fも十分に守備範囲にある。
これに対し、4頭が出走する3歳勢の代表格は前走G1仏オークス(芝10・5F)を快勝しての参戦となるスパークリングプレンティだ。今春のG1英1000ギニー(芝8F)勝ちエルマルカ、G1コロネーションS(芝7F213ヤード)2着馬オペラシンガーは初めて走る10Fへの対応が鍵となる。今夜は英国を舞台とした牝馬の戦いにご注目いただきたい。 (競馬評論家)