サマースプリントシリーズ第4戦「第60回ＣＢＣ賞」。実績最上位のアグリは8枠16番に入った。昨年の阪急杯で重賞初挑戦初制覇を飾ると、その後は国内のＧⅡ・ＧⅢでは馬券を外さない安定感を発揮している。サウジアラビアG2の1351ターフスプリント6着以来の転厩初戦でも人気必至だ。

　成長著しい4歳馬スズハロームは3枠6番から重賞初制覇を目指す。重賞初挑戦となった前走・京王杯ＳＣでは中団からしぶとく伸びて3着を確保した。初の1200メートルがどうかだが、母父はスプリントG1・2勝のローレルゲレイロ。こなせて不思議はない。

　芝で才能開花したキタノエクスプレスは1枠2番。脚元の不安からデビュー以来ダートで走っていたが、今年から芝に転向して【2・3・0・0】の成績。福島に遠征した前走はコースレコードタイの1分7秒0で快勝した。重賞初挑戦でも見劣りはしない。

　中の人注目は3枠5番のグランテスト。重賞初挑戦となった前走・北九州記念（14着）は「レースの前から後ろ向きな面が出ていた」とコンビを組んだ坂井が敗因を分析。52キロで出走できる今回は、気分良く走ることができれば上位争いも。