英障害界の実力馬コンスティテューションヒルの復帰初戦に注目

2024年11月21日 05:30

 英国ハードル界の実力馬コンスティテューションヒル(セン7)が、19日にニューバリー競馬場でレースコースギャロップを行ったが、精彩を欠く動きで併せた相手に後れを取り、調子を疑問視する声が広がっている。

 ここまで8戦8勝、2着馬につけた平均着差が12馬身という、障害界のスーパースターがコンスティテューションヒルだ。ところが今年3月、連覇を狙って出走予定だったG1チャンピオンハードルを前にして、呼吸器系の疾病を発症し戦線を離脱。その後、疝痛(せんつう)の発作を起こしたり、喉鳴りの手術を受けたりしたニュースが伝わり、ファンをやきもきさせてきた。30日にニューキャッスルで行われるG1ファイティングフィフスハードルで戦線復帰の予定だが、19日の動きがさえなかったことで、複数のブックメーカーが来年3月11日にチェルトナムで行われるG1チャンピオンハードルへ向けた前売りで、同馬を1番人気の座から陥落させる事態となっている。

 管理するN・ヘンダーソン師は「走る準備はできている」とコメントしたが、果たして、スーパースターは輝きを取り戻せるか。30日の復帰戦に、ファンの大きな注目が集まっている。 (競馬評論家)

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