カリフォルニア州のサンタアニタを舞台とした冬春開催が、26日（日本時間27日午前）に開幕する。オープニングデーは、3つのG1を含めて6つの重賞が組まれた豪華なカードとなっているが、中でも興味深いのが、3歳馬限定のダート7FのG1マリブSだ。ここで、今年のケンタッキーダービー馬ミスティックダンが、6カ月半ぶりの戦線復帰を果たすのである。

　シエラレオーネ、フォーエバーヤングとの大接戦を制してケンタッキーダービーを制した後、プリークネスSは2着、ベルモントSは8着に終わった同馬。管理するK・マクピーク師がケンタッキーに持つマグダレナファームで休養した後、ルイジアナ州のオークローンパークで調整を積まれ、19日にサンタアニタに輸送されてきた。

　この後は、1月25日にガルフストリームパークで行われるG1ペガサスワールドCを目指すプランがあるミスティックダンが、G1・BCスプリント（ダート6F）2着馬ベントルナート、G2パットオブライエンS（ダート7F）勝ち馬レイジングトレントなどを相手にどのような競馬を見せるか。日本時間の27日午前10時30分発走のマリブSに、是非ご注目いただきたい。　（競馬評論家）