英国障害調教師リーディングが大接戦

2025年4月17日 05:30

 英国の24~25年障害シーズンは26日にサンダウン競馬場で行われる開催をもって閉幕するが、終盤にきて収得賞金で争う調教師リーディングが大接戦となっている。

 3月末の段階ではダン・スケルトン師が、2位のウイリー・マリンズ師に130万ポンドの差をつけて首位を走っていた。ところが、3~5日のエイントリー開催でマリンズ厩舎がG1・5勝の固め打ちをした上に、開催のメイン競走であるG3グランドナショナルで1~3着を独占し、差を12万5000ポンドまで短縮。さらに12日にエア競馬場で行われたG3スコティッシュナショナルでもマリンズ厩舎の管理馬が1、2着を独占。13日の競馬が終わった段階で両者の差は1431ポンドに縮まった。

 20、21日にはプランプトン競馬場で総賞金45万3500ポンドのイースター開催が行われる他、シーズン最終日となる26日のサンダウン競馬場では、いずれも総賞金17万5000ドルのG1セレブレーションチェイスとG1サンダウンゴールドCが組まれている。英国の障害調教師リーディング争いは最後まで目が離せない展開となりそうだ。(競馬評論家)

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