全米年度代表馬ソーピードアンナ 最下位の敗因は中2週のローテか
2025年5月8日 05:30 2日にチャーチルダウンズで行われたG1ラトロワンヌSで、最下位の7着に敗れた昨年の全米年度代表馬ソーピードアンナ(牝4)。レース後に行われた獣医師検査で特段の異常は見つからなかったことを5日、管理するケン・マクピーク調教師が明らかにした。
3歳だった昨年は7戦して5つのG1を含む6勝。唯一の敗戦は、牡馬と戦い頭差の2着に敗れたG1トラヴァーズSで、ほぼパーフェクトな戦績を残したのがソーピードアンナだ。今季初戦のG2アゼリS、続くG1アップルブロッサムハンデキャップをいずれも快勝して迎えたG1ラトロワンヌSでは、オッズ1・39倍という圧倒的1番人気に推されていた。発馬後まもなく、1コーナー手前で他馬との接触があったものの、その後は2番手を追走したが、直線残り300メートルで急失速。故障を心配した陣営は同馬をルード&リドル診療所に運び、精密検査が行われた。マクピーク師はラトロワンヌSの敗因について「1コーナー手前での接触の影響もあったかもしれないが、むしろ前走から中2週というローテーションがきつかったかもしれない」とコメント。じっくりと立て直しを図る方針を示している。(競馬評論家)