キプリオス退き後釜候補イリノイに注目
2025年6月19日 05:30 英国では今、王室主催の「ロイヤルアスコット開催」(17~21日)の真っ最中だ。日本時間の今夜24時20分に発走を迎えるのが、欧州長距離路線の最高峰と言われているG1「ゴールドC」(芝19ハロン210ヤード=約4014メートル)である。
このレースの22、24年の勝ち馬キプリオス(牡7)が、古傷再発のため今年5月に引退を表明。絶対王者が退いた後のこの路線が、どのように展開されるか、今後を占うことになるのが今年のゴールドCと言われている。
1番人気が予想されているのが、キプリオスを管理したA・オブライエン師が、その後釜に座ることを期待するイリノイ(牡4)だ。昨年のロイヤルアスコットでは、G2クイーンズヴァーズ(芝14ハロン34ヤード=約2847メートル)に出走し、重賞初制覇を果たした同馬。昨秋のG1セントレジャー(芝14ハロン115ヤード=約2921メートル)は2着惜敗でG1獲りに失敗。今季初戦のG3オーモンドS(芝13ハロン84ヤード=約2691メートル)を快勝しての参戦となっている。ロイヤルアスコットの模様は、グリーンチャンネル開局30周年特別企画として、5夜連続で生中継されている。今夜のゴールドCに、日本の競馬ファンの皆さまも、ぜひご注目いただきたい。 (競馬評論家)
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