【英G1・ジュライC】追加登録料払い参戦ノータブルスピーチ注目

2025年7月10日 05:30

 英国における真夏の短距離王決定戦、G1ジュライC(6F)が12日にニューマーケット競馬場で行われる。

 大きな注目を集めているのが、7日に設けられていた登録ステージで3万6000ポンド(約724万円)の追加登録料を払い、急きょ参戦することになったノータブルスピーチ(牡4、父ドバウィ)だ。3歳だった昨シーズンは5月にニューマーケットのG1英2000ギニー、7月にグッドウッドのG1サセックスSと2つのマイルG1を制した。4歳の今季はここまでマイルで2走して、G1ロッキンジS4着にG1クイーンアンS4着。悪くない競馬をしながら勝利をつかめずにいた。

 同馬の母父インヴィンシブルスピリットは6FのG1スプリントC勝ち馬で、4代母のチェロキーローズもまた6FのG1スプリントC勝ち馬と血統は短距離への適性を示唆している。勝てば1920年に英2000ギニーを制したテトラテマが翌21年のジュライCを制して以来、実に104年ぶりの快挙達成となる。

 ブックメーカー各社はノータブルスピーチのオッズを4・5倍から5倍の1番人気に浮上させている。(競馬評論家)

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