ワールVSシーザファイア 英G1ナッソーS
2025年7月31日 05:30 英国では、グッドウッド競馬場を舞台とした夏の名物開催「グロリアス・グッドウッド」(29日~8月2日)が進行中だ。開催3日目となる31日のメイン競走は、19年にディアドラが制し日本での知名度も上がった、牝馬によるG1ナッソーS(芝9F197ヤード=約1980メートル)だ。
5頭が出走を予定する中、1番人気が予想されるのが3歳世代を代表しての参戦となるワール(愛A・オブライエン)だ。オークスの前哨戦として知られるG3ミュージドラS(芝10F56ヤード)を5馬身半差で快勝。続いて挑んだG1英オークス(芝12F6ヤード)は僅差の2着に泣いたが、前走G1プリティポリーS(芝10F)を快勝。そこで2着に下したカルパナ(牝4)が、27日のG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(芝11F211ヤード)で、牡馬の精鋭相手に2着に健闘。前走の評価が爆上がりしている。
一方、古馬の代表格が、昨年のこのレースが首差2着だったシーザファイア(牝4=英ボールディング)だ。同馬も前走はG1プリンスオブウェールズS(芝9F212ヤード)で牡馬の強豪と戦い、3着に善戦している。日本時間の今夜23時5分に発走するナッソーSに、ぜひご注目いただきたい。(競馬評論家)