17日・仏G1ジャックルマロワ賞 日本馬に強敵“欧州最強マイラー”ロザリオン参戦

2025年8月7日 05:30

 アスコリピチェーノ(牝4)とゴートゥファースト(牡5)が出走を予定している17日の仏G1ジャックルマロワ賞に大物が参戦の名乗りを上げた。英国南部ウイルトシャーを拠点とするリチャード・ハノン調教師が管理馬ロザリオン(牡4)の次走がジャックルマロワ賞になることを明言した。

 2歳秋にG1ジャンルクラガルデル賞、3歳春にG1愛2000ギニー、G1セントジェームスパレスSを制した。3歳シーズン後半は呼吸器疾患のため休養、4歳となった今年春に戦線復帰した。ここまで3戦して未勝利に終わっているが、ロイヤルアスコットのG1クイーンアンSは鼻差2着。前走のG1サセックスSは本命馬のペースメーカーと見られていた単勝151倍の伏兵キラート(セン4)がノーマークのまま先行して優勝。ゴール前で猛然と追い込んだのがロザリオンで首差届かず2着、何とも悔しい結果に終わった。ハノン師は「この馬こそ欧州最強マイラー」と主張。ジャックルマロワ賞がそれを証明する機会になると意気込む。強敵相手に日本馬がどう戦うか。17日が楽しみである。(競馬評論家)

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