スミヨンがオブライエン厩舎主戦の穴埋める

2025年9月4日 05:30

 エイダン・オブライエン厩舎の主戦を務めるライアン・ムーア騎手が、右大腿骨の疲労骨折のため戦線を離れることになった。

 オブライエン師によると、ムーア騎手は6月末から右足に痛みを覚えていたとのこと。原因が分からなかったため痛みをこらえて騎乗を続けていたが、8月24日にフランスで騎乗した後に症状が悪化。改めて精密検査を受け、29日に行った画像検査で判明した。復帰までどのぐらい時間がかかるかは現段階では不明だ。

 オブライエン陣営は13、14日のアイリッシュチャンピオンウイークエンドや10月4、5日の凱旋門賞ウイークエンドなど目前に迫った秋のビッグレースの数々を、主戦騎手を欠いた状態で戦うことになった。その後、オブライエン師はクリストフ・スミヨン騎手がムーア不在の穴を埋める重要なピースになると表明。8月17日にドーヴィルで行われたG1ジャックルマロワ賞はオブライエン厩舎のディエゴヴェラスケスで制している。まずは今週日曜のアークトライアルデーで、オブライエン&スミヨンのコンビがどのような競馬をするか注目したい。 (競馬評論家)

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