凱旋門賞を占う一戦ミニーホークの走りに注目

2025年8月21日 05:30

 英国の短い夏に終わりを告げる名物開催「イボア・フェスティバル」がヨーク競馬場を舞台に、20日から23日まで行われている。

 開催2日目となる21日のメインは3歳以上の牝馬によるG1ヨークシャーオークス(芝11F188y)。4頭立ての少頭数になった中、オッズ2倍を切る圧倒的1番人気に推されているのがミニーホーク(牝3)だ。G2サマーマイルSなど重賞2勝を挙げたティルシットの半妹にあたり、ゴフス1歳市場にて185万ユーロ(当時のレートで約2億9387万円)という高値で購買された同馬。昨年10月、デビュー2戦目でレパーズタウンの未勝利戦を制し、それを皮切りに目下4連勝中。前々走のG1英オークス、前走のG1愛オークスをいずれも快勝し、史上16頭目の英愛オークス連勝を達成した。

 ミニーホークはこの路線におけるシーズン総決算となるG1凱旋門賞に未登録なのだが、多くのブックメーカーが追加登録をして出走してくるとみている。同馬をオッズ10~13倍の前売り3番人気に支持。凱旋門賞を占う上でも、今夜のヨークシャーオークスは見逃せない一戦となりそうだ。 (競馬評論家)

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