今年も“キングジョージ”は古馬優勢か
2025年7月24日 05:30 今週土曜日(26日)、英国のアスコット競馬場で欧州12F路線の大一番G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSが行われる。
この路線における3歳と古馬の一線級が初めて顔を合わせる機会となるこのレース。過去10年を見ると、3歳2勝に対し古馬8勝と、古馬が圧倒的優位を誇る。今年、台風の目になると見られていた3歳馬が、デビューから無敗の5連勝を飾っていたアミロック(セン3)だったが、残念ながら回避を表明。そうなると今年も、上位人気は古馬勢が占めることになりそうだ。
中でも1番人気を争っているのが、6月29日に行われたG1サンクルー大賞(芝2400メートル)を制し、待望のG1初制覇を果たしたフランス調教馬カランダガン(セン4)と、昨秋のG1セントレジャー(芝14F115ヤード)勝ち馬で、6月6日のG1コロネーションC(芝12F6ヤード)でカランダガンを2着に退け2度目のG1制覇を果たしたアイルランド調教馬ヤンブリューゲル(牡4)の2頭である。
秋のG1凱旋門賞(芝2400メートル)を占う意味でも見逃せない“キングジョージ”は、グリーンチャンネルで生中継されるので、日本の皆さまもぜひ注目ください。 (競馬評論家)