7時間半後の“仏国版ダービー”にも注目
2025年5月29日 05:30 今週日曜、日本ダービーの発走からおよそ7時間半後にパリ近郊のシャンティイで仏国版ダービーのG1ジョッケクルブ賞が発走を迎える。
1番人気が予想されるのはアイルランドのA・オブライエン厩舎が送り込むカミーユピサロ(牡3)だ。G1コモンウェルスC勝ち馬ゴールデンホルデの半弟という良血馬で、23年10月に英ニューマーケットで行われたタタソールズ10月1歳市場で125万ギニー(当時のレートで約2億715万円)という高値で購買された同馬。2歳4月という早期デビューから、重賞2着を2度重ねた後、2歳10月に仏G1ジャンリュックラガルデール賞を制し、G1で重賞初制覇を果たした。今年5月11日には再び渡仏し仏G12000ギニーで3着に健闘。その後、オブライエン師は次走が仏ダービーになることを表明していた。最大の敵は5月6日にシャンティイで行われたG3ギシェ賞を勝って参戦する、ゴドルフィン所有のクアリフィカー(牡3)か。ジョッケクルブ賞の模様はグリーンチャンネルで生中継される予定。ぜひ注目していただきたい。(競馬評論家)