「第75回ダイヤモンドS」(22日、東京芝3400メートル)は21日、枠順が確定した。天皇賞・春（5月4日、京都）を見据えるスタミナ自慢たちが競う冬の府中の名物マラソンだ。

　昨年の菊花賞2着馬ヘデントールは4枠8番にゲートイン。前走で長距離適性の高さを証明済み。前走以来の一戦について、陣営は「休み明けでも態勢は整いました」と仕上がりに自信。明け4歳の素質馬が初タイトルを狙う。

実力上位シュトルーヴェは6枠11番。昨年、日経賞、目黒記念と重賞2勝。その後はG1で3連敗中だが、G3なら負けられない。

　前走メルボルンC2着で世界を驚かせたワープスピードは1枠1番。陣営は「海外競馬を経験して落ち着きが出た」と成長を実感。重賞初Vへ舞台は整った。

　中の人注目は、穴の香りが漂うセイウンプラチナで2枠4番。中山金杯11着からキャリア最長距離の一戦に臨む。久しぶりの左回りが課題だが、ここまで全4勝は逃げ切りで8、11番人気と人気薄でも勝利。千葉厩舎は今年9回の馬券絡みで8番人気以下が4回。高配当の使者になる。