シンエンペラーにも“天敵”退治期待
2025年2月27日 05:30 22日にリヤドで行われたサウジCナイトで勝利の凱歌を上げた4頭の日本調教馬。そのうちフォーエバーヤング(牡4)とシンエンペラー(牡4)の矢作勢2頭は24日にアレンジされていたフライトに乗り、既にドバイに到着している。
サウジCでフォーエバーヤングと死闘を演じたロマンチックウォリアー(セン7)はレース後にシャム調教師が改めて「次走は芝のドバイターフ」と明言。ドバイワールドCのフォーエバーヤングにとっては、中間に一頓挫あってサウジCを回避した昨年のこのレース勝ち馬ローレルリバー(牡7)が最大の敵になりそうだ。
G1ドバイシーマクラシックに挑むシンエンペラーにとって最大の敵も、同レース連覇を目指して出走するレベルスロマンス(セン7)になりそう。同馬は昨年、重賞を5勝しているが、このうち実に3回は2着が日本調教馬。いわば日本馬にとって目の上のたんこぶとなっている馬である。サウジCで同じく日本馬にとって天敵となっていたロマンチックウォリアーを、フォーエバーヤングが鮮やかに撃破した後だけに、シンエンペラーにも天敵退治を期待したい。 (競馬評論家)