“マンボの長女”メイショウイチヒメがデビュー「初戦からやれる」と太鼓判

2020年6月23日 17:19

土曜阪神5Rでデビュー予定のメイショウイチヒメ

 松本好雄オーナーの夢がたっぷりと詰まった良血がデビューする。土曜阪神5R(芝1200メートル)が初陣となるメイショウイチヒメ(牝=飯田祐、父メイショウボーラー)は、13年にオークスなどG1・3勝を挙げたメイショウマンボの初子。父母ともにメイショウの冠号で大舞台を制した血統馬だ。母も手がけた塩見助手が愛情たっぷりにブラッシングする。

 「大事に育てられてきたことが分かる馬。お姫様みたいな感じですね。でも、馬房ではうるさいのに、乗ると我慢が利くんです。お母さんには全然似てなくて、ボーラー産駒らしい前向きさがありますよ」

 CWコースでの1週前追いには武豊が騎乗し、6F81秒7~1F12秒0の好時計を馬なりでマーク。馬体重こそ420キロ台だが非力ではなく、いいスピードを秘める。「マンボと比べるとかわいそうだけど、初戦からやれると思いますよ」と塩見助手。母に続くデビュー勝ちを決めて、母子2代でのクラシック制覇にまずは一歩近付きたい。

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2020年6月23日のニュース