【大井】44年ぶり1000メートルレコード更新!1400メートルにも期待

2020年9月11日 05:30

先月20日、大井1000メートルのレコードをクルセイズスピリツで更新し西(左)と荒井師は笑顔で写真に収まる

 【大いに気になる!】今年70周年を迎えた大井競馬場。8月20日の10Rでは1000メートルのレコードが44年ぶりに更新された。直線は3頭の激しい叩き合い。首、頭差の接戦を制したのがクルセイズスピリツ。76年12月3日にジョーンズシヤダイがマークした58秒9をコンマ1縮めての58秒8だった。

 「44年ぶり」ということに驚かされたが、改めて大井コースのレコードを振り返ってみたい。現在1000~2600メートルで、10種類の距離が取れるレイアウト。そのうち5つが40年以上前の昭和につくられたレコードだが、現在ほとんどレースが行われていないのも事実。レース数が多いのは1200メートル、1400メートル、1600メートル、1800メートル、2000メートルの5つだ。交流重賞も頻繁に行われることから1200メートル(スーニ)、1800メートル(ミラクルレジェンド)、2000メートル(スマートファルコン)はJRA所属馬が近年更新してレコードホルダーとなっている。1600メートルもアジュディミツオーが06年に更新し、この中で古いレコードが残っているのが1400メートルだけになった。それが77年8月30日にアガリスピードが記録した1分23秒8。この距離の重賞は古馬のフジノウェーブ記念と今年から2歳重賞になったゴールドジュニアの2つだけ。前者に更新の期待が高まるが来年は勝ち時計にも注目してみたい。(矢内 浩美)

特集

2020年9月11日のニュース