【凱旋門賞】武豊無念…覚悟の渡仏もジャパン取消 オブライエン厩舎4頭から禁止薬物検出

2020年10月5日 05:30

ジャパン騎乗で凱旋門賞に臨むはずだった武豊騎手

 凱旋門賞で武豊(51)が騎乗予定だったジャパン(牡4)を含む4頭が出走取り消しとなった。いずれもアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎所属で、ジャパンの他はソヴリン(同)、モーグル(牡3)、サーペンタイン(同)。英国の競馬専門紙「レーシングポスト」電子版によると、1日夜、同厩舎で使用した飼料から禁止薬物のジルパテロールが検出され、4頭の尿検査を実施した結果、3日夜にいずれも陽性と判明した。

 凱旋門賞初Vを目指し、1日に現地入りしていた武豊にとっても、まさに寝耳に水の知らせ。新型コロナウイルスによる移動制限のため帰国後は14日間の自宅待機が必要で、秋華賞(18日、京都)の週まで国内での騎乗はできない。それでも悲願達成のため、覚悟の渡仏。3日はパリロンシャンで一般戦に騎乗(11着)し、本番に向けて着々と準備を進めていたが、まさかの結末となってしまった。

 ▼松島正昭キーファーズ代表(ジャパンを共同所有)このような状況下でも、並々ならぬ意欲で渡航してくださった武豊騎手には申し訳ない気持ちでいっぱいです。ジャパンを応援してくれた皆さまに深くお詫(わ)び申し上げます。オブライエン師とは“この悔しさを必ず喜びに変えよう”と話しました。

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2020年10月5日のニュース