【香港C】ウインブライト有終Vへ 陣営「いい意味で落ち着きも出てきました」

2020年12月9日 05:30

 香港国際競走(13日、シャティン競馬場)は、JRAが馬券発売する3レースに日本馬計6頭が参戦。香港カップでは引退戦の前年覇者ウインブライト(牡6=畠山)が有終Vに燃えている。5日に現地入りし、8日はオールウェザーコースをキャンターで1周。木場迫助手は「大きな変わりはありません。場所にも慣れてきて、到着後しばらく元気が良かったですが、いい意味で落ち着きも出てきました」と順調をアピールしている。8日には主戦・松岡も現地へ出発。1週前追いでは「(天皇賞・秋10着と比べ)ガラリ一変している。引っ掛かるようないい頃の感じが戻ってきている」と現地での再会を心待ちにしている。

 今年は中山記念7着後は休養に入り、前走の天皇賞・秋は10着。香港G1・2勝の屈指のシャティン巧者にもかかわらず、海外での評価は上がってこない。8日現在、英ブックメーカーのコーラル社はブライトを10倍前後でノームコア(牝5=萩原)と並ぶ5~6番手に設定。米G1・BCターフ2着のマジカル(牝5=愛Aオブライエン)が3・4倍の1番人気、天皇賞・秋4着のダノンプレミアム(牡5=中内田)が3・8倍の2番人気となっている。

 ブライトは10日、松岡を背にシャティン芝コースで最終追いを行う。思い出の地・香港で三たび雄叫びを上げるのか?期待は高まる一方だ。

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2020年12月9日のニュース