【阪神JF】シゲルピンクルビー＆シゲルピンクダイヤ“姉妹リレー”で輝く
2020年12月9日 05:30
馬房から顔を出す姉のシゲルピンクダイヤ（右）と妹のシゲルピンクルビー
【G1ドキュメント・栗東＝8日】馬房から顔を出す2頭が姉妹と聞いて、岡崎を含めた報道陣は一様に驚いた。というのも、写真を見ていただければ分かるように、見た目も体形も全く似ていなかったからだ。昨年の桜花賞で2着だった姉シゲルピンクダイヤ（父ダイワメジャー）と、阪神JFに登録している妹シゲルピンクルビー（父モーリス）。2頭を手がける上浜助手も「僕も姉妹とは思えないです」と明かした。
「姉は背が高いけど、妹はムッチリ。最初はダート1200メートルが合うのかなと思っていたぐらいですから。性格もだいぶ違うんですよ。姉は気が強すぎるけど、妹は扱いやすいですね」
そんな中で唯一と言える共通点は能力が高いことだろう。姉の実績は言うまでもないが、妹も阪神の新馬戦（芝1400メートル）を1番人気に応えて快勝。「追い切りでいい時計は出ていたけど、まだまだ緩かったんです。何より前に行くと思っていたら、中団から“生意気な”差し切りでしょ。びっくりしましたね」と、うれしい誤算を喜ぶ。
今週末は土曜の中日新聞杯にシゲルピンクダイヤが出走予定なので、シゲルピンクルビーが「6分の5」の抽選を突破すれば、土日で姉妹リレーとなる。「ダイヤはゲートに至るまでが問題だけど、力さえ出せれば重賞でも足りないことはないはず。ルビーも使って体が締まったし、間違いなく上積みがあります」と上浜助手。どちらも伏兵評価ながら、楽しい週末になるのは間違いない。
