シンボリクリスエス死ぬ 21歳、蹄葉炎で 02、03年の年度代表馬 和田社長「残念でなりません」

2020年12月9日 14:49

2003年の有馬記念を制し、連覇となったシンボリクリスエス。鞍上のオリビエ・ペリエ騎手はガッツポーズで雄叫びを上げる

 G14勝を挙げた02、03年の年度代表馬シンボリクリスエス(牡21)が8日、繋養(けいよう)先の千葉県成田市のシンボリ牧場で蹄葉炎(ていようえん)のため死んだことが分かった。9日、JRAが発表した。

 シンボリクリスエスは昨年、種牡馬を引退。シンボリ牧場で余生を送っていた。

 シンボリ牧場の和田吉弘社長は「今年の9月に蹄葉炎を発症しました。治療を続けていましたが、12月7日(月)頃からは自力で立ち上がることができなくなってしまい、やむを得ず安楽死となりました」と報告。「G1を4つ勝利した名馬でファンも多く、また種牡馬をとしても母の父としても活躍馬を多く輩出してくれました。種牡馬を引退して1年しか生きられず、もっと長く生きてほしかったという気持ちでしたので残念でなりません」と胸のうちを明かした。

 シンボリクリスエスは02、03年の天皇賞・秋、有馬記念を連覇。G1通算4勝を挙げ、2年連続で年度代表馬に選出された。

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