【宝塚記念】クロノジェネシスがG1・4勝目! 牝馬初のグランプリV3達成

2021年6月27日 15:44

<宝塚記念>ウイニングランを行うクロノジェネシスと馬上で1本指を立てガッツポーズのルメール騎手(撮影・亀井 直樹)

 上半期のG1を締めくくる春のグランプリ「第62回宝塚記念」(G1、芝2200メートル)が27日、阪神競馬場で行われ、C・ルメール騎乗のクロノジェネシス(牝5=斉藤崇)が制し、2連覇を果たした。

 クロノジェネシスは父バゴ、母クロノロジスト(母の父クロフネ)の血統。通算成績は15戦8勝(海外含む)。JRAのG1制覇は昨年の有馬記念以来で通算4勝目となった。出走馬をファン投票で選出する宝塚記念&有馬記念の“春秋グランプリ”3勝はスピードシンボリ、グラスワンダー、オルフェーヴル、ゴールドシップに次いで、牝馬では初めてとなる5頭目の達成。また、宝塚記念をファン投票1位の馬が勝つのは、14年のゴールドシップ以来、7年ぶり15回目だった。

 ルメールのJRA・G1制覇は今年のヴィクトリアマイル(グランアレグリア)以来で通算39勝目。斉藤崇師のJRA・G1制覇は昨年の有馬記念(クロノジェネシス)以来で通算5勝目だった。

 ▽宝塚記念 1960年に創設された重賞競走。第1回は3歳以上の芝1800メートルで実施されたが、翌61年に2000メートルとなり、66年から現行の2200メートルとなった。68年に出走資格が4歳以上となったが、87年から再び3歳馬も出走できるようになった。年末に中山競馬場で行われる有馬記念と同様、ファン投票によって出走馬が選定され、「春のグランプリ」として定着している。宝塚は兵庫県南東部の市で阪神競馬場の所在地でもある。

特集

2021年6月27日のニュース