【京成杯】サンストックトンから漂う的中のにおい

2022年1月14日 05:30

3頭併せで追い切るサンストックトン(左端) (撮影・西川祐介)

 【東西ドキュメント・美浦=13日】むっ、これは。馬のにおいだ。初めて来た美浦トレセン。10年前、乗馬クラブで感じて以来のにおいが出迎えてくれた。金杯で予想デビューした渡辺だが、外れ続きなだけに意気込んで取材に精を出した。

 競輪との二刀流をアピールしながら、あいさつ行脚。すると「ガールズグランプリ当たったよ」と松岡騎手。そこからしばらく競輪談議に。憧れの騎手との会話に胸が弾んだ。田井先輩のせき払いが聞こえる。おっと、今は競馬記者だった。

 その“車券のプロ”が初コンビを組む京成杯の有力馬サンストックトン。Wコースの最終追いは5F67秒6~1F12秒2。トロワシャルム(5歳1勝クラス)に馬なりで楽に2馬身先着した。売りであるフットワークの軽さが前面に出てほれぼれした。松岡騎手も「凄く素質がある。運動神経もいい。兄のサンアップルトン(6歳オープン)にもまたがったことがあるが、それより成長が早い」と太鼓判。むっ、これは。的中のにおいだ。

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