【宝塚記念】前走大敗ウインマリリン完全復調

2022年6月22日 05:30

洗い場でシャワーを浴びるウインマリリン

 【G1ドキュメント・栗東=21日】マリリン!?すっとんきょうな声を上げたオサム。火曜朝、CWコースの自動計測に見慣れない馬名を見つけた。「ええ、日曜にこっちに来たらしいですよ」。他社の若手記者に教えられ初めて栗東入りを知った次第。

 声を上げたのには理由がある。19年のリスグラシューから20、21年クロノジェネシスと牝馬が3連勝中の宝塚記念。今年も牝馬、特に関東馬ウインマリリンが怪しいと考えていたからだ。速攻で自転車を飛ばし、出張馬房へ向かった。

 「ええ、見た目から全然違いますよ。前走(大阪杯16着)は冬毛もボーボーでしたから。カイバも食べているし、最近では一番いい状態で使えそうです」

 21日はCWで軽いキャンター。担当の藤井助手に汗を流してもらうマリリンは気持ち良さそうだ。

 阪神には昨秋のエリザベス女王杯、大阪杯と続けて遠征したが4キロ、10キロと馬体を減らした。それを教訓に早めの栗東入りを選択。これが結果に結びつかないか?この朝、調教の手綱を取ったのは美浦から駆けつけた大村助手。状態の良さを再確認した。

 「カイバ食いもいいようだし(輸送で)減った体も戻ってくるでしょう。先週は速い時計が出ていますが、内を回ったとしても、手も動かさずにあれぐらい動いている」

 松岡を乗せた美浦Wコースの1週前が抜群だったという。馬なりで6F80秒1~1F11秒0!!オールカマー覇者が完調を取り戻した。大村助手の意味深なコメントが穴心をくすぐる。

 「メンバーは凄いが、そういう時にやってくれるのが松岡騎手ですから」

 早い。結論を出すのはまだ早いが激穴はマリリン!!

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