【宝塚記念】タイトルホルダーの栗田師「絶対に逃げないといけない馬ではない」

2022年6月22日 12:02

タイトルホルダー(22年5月1日撮影)

 G1・宝塚記念(阪神競馬場、芝2200メートル)を26日に控え、タイトルホルダー(牡4)を送り出す栗田徹師が22日、共同会見に臨んだ。

 ――歴代最多得票数でファン投票1位だった
 「多くのファンの方の支持をいただいて、ファンの多い馬で責任を感じている。感謝の気持ちと馬に寄り添う気持ちは変わらない。いつもと同じ気持ちで臨みたい」

 ――圧勝だった前走の天皇賞(春)を振り返って
 「すごい強い勝ち方に見えたが、いろいろ課題もある中で課題をクリアしてくれて。ジョッキーもうまくコミュニケーション取りながら競馬をしてくれた」

 ――進化している部分は
 「放牧から帰ってくるごとに精神面、肉体面のバランスがすごい取れてきた。調教でもそういう様子がうかがえて、レースに向かう調整がしやすい」

 ――最終追い切りは
 「折り合い面の確認、走りのバランス、息づかいなど確認したが、ジョッキーとコンタクトが良かった。しっかり折り合えて、ラストもいい時計だった」

 ――2200メートルは
 「クリアしないといけないハードルはある。距離が短くなる。メンバー構成、相手関係も強化される。越えなければいけないハードル」

 ――相手関係は
 「エフフォーリアは去年、年度代表馬になっているし、3回戦って3回とも力の差を見せつけられている。成長した姿でどこまで詰められるか」

 ――理想のレース展開は
 「タイトルホルダーは逃げて勝っているけど、絶対に逃げないといけない馬ではない。この馬のリズムが逃げになっているだけで、何がなんでもいかないといけない馬じゃない。ジョッキーにお任せしている」

 ――ファンにメッセージを
 「ファン投票1位ということで非常に責任を感じている。その責任を負いながらこの舞台に立つことができた。この馬の力を信じてレース当日、最善の状態で送りだそうと思っている」

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