【宝塚記念】ジャスティンパレスの杉山晴師 状態に自信「天皇賞・春と同じか、むしろちょっと上回った」

2023年6月21日 10:09

ジャスティンパレス

 25日にG1宝塚記念を控え、天皇賞・春を制したジャスティンパレス(牡4)を送り出す杉山晴師が21日、共同記者会見に臨んだ。

 ――今日の追い切りの内容は
 「先週もしっかりやったので、競馬の週ということであまり速くなりすぎずちょうどいい感じでと伝えたが、予定通りの感じだった」

 ――感触は
 「1週前はテンから速くいったけど、今週はちょっとゆったり入る感じで。折り合いを見ていたけど、馬のバランスもきれいだったし、走り方もフットワークも、かなり馬が充実しているように感じた」

 ――引き揚げてからの雰囲気
 「いつも通りの感じで上がってきた。無事終えたなという感じ」

 ――天皇賞・春を振り返って
 「とにかくゲート、1歩目、そこさえクリアして流れに乗れればなんとかなるんじゃないかなと思っていた。ジョッキーが1歩目きれいに決めてくれて。G1ということで見ている間は力も入ったけど、最終的には比較的安心して見ていられた」

 ――今年に入って連勝
 「有馬記念の後、休養期間で一気に体が大きくなって成長を感じた。そこから加減なく調教もできていて、それが結果に結びついている」

 ――食べる量が多くなったのか
 「普段のカイバ食いとかはあまり変わっていないが、それが実になってきたと、とらえている」

 ――前走の状態と比較して
 「大きくは変わりないかな。それでも使って筋肉に感じだったり見た目にどっしりしてきた感じはある」

 ――疲労は
 「疲労があれば馬体に出ると思うが、天皇賞・春と同じか、むしろちょっと上回った状態かなと思う」

 ――距離が2200になる
 「長いところ続けて使ってきているけど、どのレースもスタート速く出ているし、距離短縮はするけど、流れには乗れるんじゃないかと思う」

 ――鮫島駿とのコンビ
 「去年の神戸新聞杯で鮫島騎手が初めてコンタクト取ったけど、あのレースからこの馬ゲート出るようになっている。彼がゲートを出すということを馬に教えてくれたのは間違いない。再びジャスティンパレスに乗るということで、いいイメージを持って臨んでくれるんじゃないかな」

 ――ファン投票5位
 「やっとあの馬にG1タイトル取らせてあげることができたし、こうやって多くのファンの方々に支持されているのは調教師としても厩舎としてもすごくありがたい。しっかりした状態でレースに臨まないといけない」

 ――蒸し暑い時期に使う
 「今のところ栗東は朝、晩も涼しいし、暑さで参っている感じではまったくない」

 ――世界1位の強敵もいる
 「グランプリにふさわしい素晴らしいメンバーが揃った。その中で有力馬としてレースに臨むことができるし、非常に光栄なこと」

 ――G1ホースになって何か変化は
 「G1馬となって取材いただくことも増えたけど、それはあくまで馬には関係ないこと。馬は気にせず今まで通り接している」

 ――枠は
 「毎回のことだけど、ゲートの中で動いてしまう馬なので、偶数枠がいいのかなといつも思うが奇数枠でも今までうまく出てくれている。そこまで心配していない」

 ――意気込みを
 「天皇賞・春を勝つことができてG1馬の仲間入りができた。今度はG1馬としてグランプリに向かうことになった。今までとはまた違ったプレッシャーを感じながらではあるが、その中でも再びG1タイトルを取らせることができるよう厩舎一同、精一杯競馬の日まで頑張っていくので応援よろしくお願いします」

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