【菊花賞】大外17番からコーナー通過順「1―1―3―2」変幻ルメール ドゥレッツァで菊の大輪

2023年10月22日 16:48

<菊花賞>ガッツポーズするドゥレッツァ騎乗のルメール(撮影・椎名 航)

 3年ぶりに京都に戻ってきた3冠最終戦「菊花賞」は、4番人気ドゥレッツァ(牡=尾関)が制し、5連勝でG1初制覇を飾った。勝ち時計は3分3秒1。

 大外17番から逃げの手に出る。向こう正面では先頭を譲ったが、再び直線で加速して2着タスティエーラに3馬身差をつけた。

 コーナー通過順が1―1―3―2という変幻自在の神騎乗。「フライングスタートしました」と笑う鞍上は、逃げの手に出たシーンを「逃げ切り、いきましょと思った」と振り返る。

 向こう正面では先頭を他馬に譲ったが、「自分のペース。3番手でちょっと休憩。(直線で)また加速してくれた」。今後については「まだ良くなると思う。2400以上でトップレベルで走れる」と期待を込めていた。

 ▼菊花賞 1938年創設。出走は3歳の牡馬と牝馬に限られる。クラシック3冠最終戦。「皐月賞は最も速い馬、ダービーは最も運がある馬、菊花賞は最も強い馬が勝つ」と言われる。

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