【天皇賞・秋】スターズオンアース回避…馬体チェック時に右前肢の歩様が思わしくなく
2023年10月25日 05:30 昨年の牝馬2冠を達成したスターズオンアース(牝4=高柳瑞)が蹄に不安があることから、出走を予定していた天皇賞・秋を回避することになった。24日に社台レースホースが公式サイトで発表した。
同馬は24日朝の馬体チェック時に右前肢の歩様が思わしくなく、獣医師、装蹄師が診断。重度ではないが、挫石のような症状が見られたことから、25日の最終追い切りを行った上でレースに出走するのは難しいと判断された。
7番人気の桜花賞、3番人気のオークスを豪快に差し切り、G12勝を挙げたスターズオンアース。展開不向きだった秋華賞(3着)は惜しくも取り逃したが、今年に入っても年長馬初対戦となった大阪杯で2着、久々のマイル戦だったヴィクトリアMで3着に好走。キャリア10戦で3着以内を外しておらず、豪華メンバーがそろった天皇賞・秋でも期待は高まっていた。
1週前追いには、父ドゥラメンテ(15年皐月賞、ダービーを優勝)の主戦を務めたM・デムーロが騎乗。想定した併せ馬は消化できなかったが、「前脚のさばきがドゥラメンテに似ている。びっくりしました。とてもいい馬ですね。スピード能力を感じました。ドゥラメンテは素晴らしい馬でした。その子供たちに乗せてもらって、いい結果を出せたらうれしいです」と初コンビの相棒の能力を高く買っていた。ドゥラメンテ産駒でのG1初制覇が懸かっていた鞍上にとっても、つらい回避となった。