Ｇ１追い切り前に東西トレセンの下馬評で意見を戦わせる「東西闘論」。今週は東西・穴党記者の鈴木悠、寺下が登場。“世界一”のイクイノックスを前に、穴党の出番はあるのか！？そのＶ確率と逆転候補について語り合った。

　鈴木悠　今週の担当、僕らでいいんですか？

　寺下　穴党には厳しい戦いになりそうやな。純粋に“見るレース”としてはめっちゃ楽しみやけど。

　鈴木悠　そうですよね…。

　寺下　まず世界一のイクイノックスをどう評価する？

　鈴木悠　前走の宝塚記念は行きっぷりが良くなくて後方からでしたし、２０００メートル戦は１年ぶり。どのポジションで競馬ができるかがポイントになりそう。Ｖ確率は６０％ですかね。

　寺下　Ｇ１４連勝は凄いけど前走は首差、昨秋の天皇賞も０秒１差の接戦だった。展開次第では逆転も可能だと信じたい！！Ｖ確率は５０％かな。逆転候補は？

　鈴木悠　負かすなら前で競馬ができるタイプだと思うので、ジャスティンパレスに注目しています。宝塚記念は０秒２差の３着。スムーズに立ち回れればチャンスはあると思います。

　寺下　ジャックドールの逃げ推しもありやな。１年前はパンサラッサがいて好位に控えたが、０秒３差の４着。藤岡師は「自分の形で行ければ。昨年のリベンジをしたい」と力強かった。他に狙っている穴馬は？

　鈴木悠　このレースは過去１０年で前走上がり３Ｆ最速だった馬が７勝。データ的には毎日王冠で上がり最速だったアドマイヤハダルが気になりますね。

　寺下　毎日王冠組は過去１０年で８頭が馬券に絡んでいるが、そのうち７頭は５番人気以下。穴党の心をくすぐる一頭やん。最終追い切りの動きにも注目しとくわ。