【有馬記念】武豊 今年の漢字は「蹴」 「めちゃくちゃ痛くて身をもって1馬力の凄さを味わった」
2023年12月19日 05:29 23年中央競馬の総決算「第68回有馬記念」(24日、中山)まで、あと5日。過去にイブ有馬2勝、通算4度目Vが懸かる武豊(54)は昨年のダービー馬ドウデュースとのコンビで臨む。
自身の一年を「蹴」と自虐ネタの漢字一字で表現した武豊。10月29日に東京競馬場で脱鞍の際に騎乗馬から予期せぬキックを浴び、秋競馬真っ盛りに1カ月半の戦線離脱を余儀なくされた。
患部が右太腿。挫創箇所がもし膝だったら騎手生命すら危ぶまれるアクシデントで、心身の痛みを伴う出来事だった。
有馬記念の公開枠順抽選会は21日。キタサンブラックで臨んだ際に神懸かり的な引きの強さ(16年1番、17年2番)を発揮したのは有名で「オレの見せ場」と自他共に認めるほど。ただ、今年は交流重賞(名古屋グランプリ)に参戦のため不参加で「リモートで参加したいくらい。右、右!とか指示したりして」と残念がった。イブ有馬に2勝の実績がある武豊。人任せの枠順抽選でもサンタクロースをイメージさせる白帽(1枠)か赤帽(3枠)が手に入れば、がぜん面白くなる。