【有馬記念】モリス 予習は万全ウインマリリンの有終Vエスコート

2023年12月19日 05:27

L・モリス

 グランプリは5人の外国人騎手が花を添える。中でも短期免許を取得して暮れの大一番にトライする“新顔”3人に注目だ。プラダリアに騎乗するバウルジャン・ムルザバエフ(31=カザフスタン)と、ウインマリリンとコンビを組むルーク・モリス(35=英国)はともに有馬記念初騎乗。トム・マーカンド(25=英国)は2年連続の大舞台で、今年はディープボンドとタッグを組む。日本が誇るビッグレースに対する思いを聞いた。

 今、旬のジョッキーが日本にお目見え。モリスはアルピニスタで昨年の凱旋門賞V。トップジョッキーの仲間入りを果たした。「日本に来て驚いたのがファンの熱狂ぶり。馬、騎手を熱心に応援している。乗り方が英国と日本で違うけど、こういうジョッキーがいるというのを見てほしい」と意気込んだ。

 有馬記念はモリスにとっても特別な一戦。騎乗できるチャンスに興奮、レース当日は愛妻が駆けつける。「今回は一人で来ているけど有馬記念だけのために来てくれるんです」と笑顔を見せた。

 ウインマリリンとは初コンビ。「香港で勝ったレースも、アメリカのレースも見た。たくさん強い馬がいるけど牝馬の中では上位なのかなと思う」とチェック済み。ここが引退レース。6歳牝馬の花道をエスコートする。

 ◇ルーク・モリス 1988年10月20日生まれ、英国オックスフォード出身の35歳。05年に騎手免許を取得。12年からマーク・プレスコット厩舎の主戦を務め、アルピニスタとのコンビで21年ベルリン大賞から22年凱旋門賞までG16連勝を飾り、トップジョッキーの仲間入り。JRA通算35戦1勝。1メートル68、53キロ。
 

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