【日本ダービー】Vチューバー・エクア シックスペンス ゆとりローテで万全
2024年5月26日 05:28 こんにちは、エクアです。今年のダービーも皐月賞の再戦ムードです。除外だったダノンデサイルを含めて17頭のうち11頭が前走皐月賞組。そして皐月賞は1分57秒1のレコード決着。タイムは馬場とペースに左右されるにせよ、一定以上のレベルを保証するはず。つまり10頭は中5週と間隔は空いたとはいえ、ハイレベルといって差し支えないG1のレース後。残り7頭のうち1頭は除外後の立て直しで、5頭は中2週か中3週。
現代競馬の重要なセオリーの一つは「競走馬は消耗する」という考え方です。例外的にタフな馬はいるにせよ、野球におけるピッチャーの肩と似ています。実際に、ゆとりのあるローテーションを取る一流馬が増えています。ただし今回、「ゆとりローテ」を取った馬はただ1頭、スプリングSから直行のシックスペンスのみ。国枝師は前走後、「皐月賞か、ダービーか」で大目標のダービー一本に照準を定めました。前走は楽勝、中9週。レース後のケアに心を砕いたであろう他馬と比べれば、上積みしかありません。
◎シックスペンス。
前走スプリングSについては、上がり3F33秒3や、ラスト2F10秒9~10秒8が注目されていますが、個人的な見どころは違います。スローとはいえ、瞬時に3番手を取った序盤のポジションコントロールが傑出していました。大跳びの差し馬が多い今回、シックスペンスのピッチ走法と序盤巧者ぶりは大きな武器となります。直線半ばで一気に抜け出してリードを取る欧州競馬の王道的な運びが理想です。パカラッチェ! (Vチューバー)