【安田記念】エルトンバローズ鋭い伸び!杉山晴師「上出来です」
2024年5月31日 05:27 東京入厩の関西馬エルトンバローズは芝で上々の伸び脚を見せ、悲願のG1初制覇へ前進だ。
東京競馬場に入厩しているエルトンバローズは西村淳が騎乗し、芝で最終追いを行った。単走で手綱を抑えたままで鋭い伸び。6F84秒0~1F11秒7(馬なり)。体を大きく使って、上々の反応で伸び切った。
動きを見守った杉山晴師は「上出来です。このひと追いでちょうど良くなりそう。1頭なので集中力を欠かないように追い切りだけブリンカーを着けましたが、競馬モードに入ってきました」と穏やかに語った。
前走・チャンピオンズマイル8着後は競馬学校(千葉県白井市)での輸入検疫を経て、7日に着地検査のため、東京競馬場内の国際厩舎に入厩した。同師は「馬は集団動物なので、1頭だけの調整は少なからず影響しますし、馬個別で対応力も違う。この馬なら対応できると思ってこうしました。最初の1週間は寂しそうでしたが、1週間でこの環境にも受け入れてくれました」と愛馬を称えた。
東京は昨秋毎日王冠で重賞Vを飾った思い出の舞台。「前走は道悪もありましたが、それ以上に香港の馬が強かったのが直接的敗因。ただ、東京が向くのは証明しています。メンバーがそろって簡単ではありませんが、枠や流れ次第では楽しみ」。指揮官は昨秋G1マイルCS(4着)でも小差に頑張った底力に託した。