【安田記念】ダノンスコーピオン極上の切れ!福永師自ら騎乗でラスト1F10秒8

2024年5月31日 05:23

福永師を背に追い切るダノンスコーピオン(撮影・村上大輔)

 美浦Wコースで追い切った関西馬のダノンスコーピオン。その背には栗東から駆けつけた福永師の姿があった。道中は外ラチ沿いをゆったりと加速。無理せず直線ではじけると、ラスト1Fは10秒8(5F69秒1)と極上の切れ味だ。迫力あふれるストライド、そして馬上での美しい騎乗フォームが印象的だった。福永師は「動きのクオリティーが上がっていた。ペースが上がっても頭が高いいいフォームで最後まで走ってきた」と納得の表情だった。

 東京での前走京王杯SC(4着)後は、栗東に戻らず美浦滞在を選択。師はその意図について「中2週だし、性格と今までの経験を踏まえて1頭でもそれほどストレスはないだろうと。1度使われたのと滞在効果がどちらもいい方向に作用して、今日(30日)の動きにつながっていると思う」と説明。22年NHKマイルC以来のG1勝利を意識できる態勢を整えた。

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