【京都新馬戦】カムイカル初陣星へ万全!福永師期待「母似のスピードタイプ」
2024年5月31日 05:08 ダービーが終わり、今週から東西で2歳新馬戦がスタートする。来年の大舞台を見据えた長い物語が始まる。初週の注目度ナンバーワンは新規開業の福永師が京都日曜5Rに出走させるカムイカル。福永師は「ここまで予定通りの調整ができました。初戦を迎える準備は十分にできています」と自信を持って送り出す。
父と母の背中を知る。幻のダービー馬と呼ばれた父シルバーステートは福永師が騎手時代に5戦全てで手綱を取って4勝。2度の屈腱炎で重賞未出走のまま引退したが血統背景やレース内容が評価され、種牡馬入り。初年度産駒ウォーターナビレラが21年ファンタジーS勝ち、JRA重賞初制覇を飾った。母エトピリカも現役時代に騎乗し、芝6FでV経験。「スピードタイプで母に似ている。乗りやすく、癖もない」とセールスポイントを挙げつつ、「唯一の懸念材料は少し神経質なところがあるので競馬に行って、そのあたりを出してしまう可能性はある」と続けた。
1週前追い切りは福永師が手綱を取り、CWコース6F82秒2~1F11秒5で僚馬に先着した。今週は岩田望が騎乗、坂路馬なりで4F53秒9~1F12秒5。鞍上は「操縦性が良く、動きは良かった」と好感触を口にした。若駒が陣営の思いを背負って、ターフを駆け抜ける。