【宝塚記念】ソールオリエンス 豪脚復活の兆し 手塚師「流す感じ」でラスト1F11秒5

2024年6月20日 05:20

<宝塚記念>併せて追い切るソールオリエンス(右)(撮影・西川祐介)

 復活の息吹を感じるフットワークだ。昨年皐月賞以来の勝利を目指すソールオリエンス。Wコースでの最終リハは来週のラジオNIKKEI賞に向けて負荷をかけたショーマンフリート(3歳2勝クラス)と行った。道中は外ラチいっぱいで僚馬の2馬身後ろを追走。内に入った直線は馬なりで余裕たっぷりに加速、6F82秒9~1F11秒5で併入した。手塚師は「先週かなりやっているので、全体(の時計)は速くてもいいけど、最後は流す感じ。気持ちだけ高ぶらせるような内容で、凄く良かったと思います」と笑顔を見せた。

 皐月賞後はまさかの6連敗。さまざまなアプローチで復活の手掛かりを模索してきた。今回、行き着いたのは無理のない自然体の調整。師は「やりすぎるとトモに疲れがたまってしまうので本番でちょうどいいところに持っていきたい。前回(大阪杯7着)は人間の考えをゴリ押ししてブリンカーを着けたけど、今回は外します。状態は春2戦よりもいい」と手応えを隠さない。舞台は末脚を生かしやすい京都外回り。自慢の剛脚が輝きを取り戻しそうな雰囲気だ。

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