【船橋競馬 スポニチ賞習志野きらっとスプリント】エンテレケイア重賞初V 鮮やか6馬身差逃げ切り

2024年7月18日 20:38

鮮やかな逃げ切りを決めたエンテレケイア

 地方交流重賞のスポニチ賞「第14回習志野きらっとスプリント」が船橋競馬場で行われた。1番人気のエンテレケイアが逃げ切り優勝、6歳で重賞初制覇を決めた。

 これぞスタートダッシュ。11番ゲートから飛び出すと内のオールスマートとの激しいハナ争い。だが、鞍上・吉原の“譲らない”という気合が勝った。

 オールスマートが控えたところでスッと2馬身差をつけると、あとはマイペース。余裕の手応えで直線を向くと手綱をしごいて一気に仕掛けた。残り200メートルで右ステッキ1発。さらに残り100メートルで再度、右ステッキ1発入れて促すと最後は6馬身ちぎっていた。

 「具合はいいので思い切って乗ってくれ、というオーダー。その通りスタートから行けた。先頭に立っても手応えに余裕があったし、何とかなると思っていた。勝てて良かった」と吉原は満足感たっぷりに振り返った。調教師不在で次走は未定だが、スプリント路線に遅咲きの新星が現れたことは間違いない。

 ▽エンテレケイア 父アジアエクスプレス 母スターレット(母の父ブライアンズタイム) 牡6歳 浦和・小久保智厩舎 馬主・小田吉男氏 生産者・北海道浦河町の谷川牧場 戦績35戦7勝(南関東27戦6勝) 総獲得賞金8457万円。

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